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NSXと並んで日本を代表するスポーツカーだと私が勝手に考えているS2000。
ちょうど髪が長くなってきた頃だったので、風の巻き込みに参った。トバすと髪の毛がわさわさと舞ってしまって、前は見えない。ひとっ走りして止まると、髪の毛はもうほどけないくらいにからまってしまい、当初セットされていた髪型は面影も残らないといった状況。まぁこの辺はS2000に限らずオープンカー共通のコトだけど。
さて、固有のハナシを。
速い。とりあえずの印象はそれにつきた。2リットルDOHCで250PS。と言ってもNAなのでドッカンとは加速せずに、どの回転域からでも意図通りのリニアな加速をする。運転が楽な反面、シフトダウン&アクセル全開でめくるめく官能の世界へ……という、ターボ車のような快感は味わえない。加速感があまりない上に、ボディ剛性がすごく高いので、高速域での安定感はオープンカーとは思えない。安定しているのでスピード感もあまりない。屋根を開けて実際にカラダで風を切っていなければ、速度を体感できないかもしれない。でもそれってよく考えたら結構危険かも。
高速道路を走行中には、だいたい4-5-6速を使用して走行することになる。いくら9000回転まで回るとは言っても、3速まで落とすことは滅多なかった。ところでホンダ車ってエンジンを高回転まで回すせいか、ギア比が低いような気がするのだが……気のせいかな。3速100km/hで6000回転くらい回っていたみたい。高速よりもワインディングとかで楽しめるように2-3-4あたりがクロスレシオになっているということなのかもしれないが。
ハンドリング・足回りについてはかなりカッチリとセッティングされていて、やや固め。街中を走っていると、もう少し柔らかくてもいいのにと思ってしまう。スポーツカーにしては固くもないのだろうけど。段差を乗り越えたりしたショックがダイレクトにハンドルに伝わってきてちょっと疲れた。FD3Sに乗ったときにも似たような感想を持った記憶があるので、基本的に私がスポーツカーに向いていないってことなんだろう。
それにしても、燃費がいい。さすがLEV。少々ふかして回ったのに10km/Lくらい走った。とてもリットル当たり125PSを絞り出すエンジンとは思えない成績だね。燃料の持つエネルギーを上手に使ってあげれば、ハイパワー車でもまだまだ省燃費にできるってことかな。 |
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スペック |
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ホンダ S2000 平成11年(1999年)式 |
型式 |
GH-AP1 |
エンジン型式 |
F20C |
排気量 |
1997cc |
エンジン形式 |
水冷直列4気筒DOHC VTEC
LEV |
最高出力 |
250ps/8300rpm |
最大トルク |
22.2kg-m/7500rpm |
トランスミッション |
6MT |
ボディサイズ |
4135×1750×1285mm |
車両重量 |
1240kg |
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