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最北端の地へ!
11月7日、水曜日。
さて今日こそは最北端の地を踏むぞと元気よく起きてみれば,窓の外には雪が舞っていた.今日の運転は疲れるものになるかなと心配しつつ朝食を摂って部屋に戻ったらもうやんでいた.杞憂.
別に凍ってもいない路面に安心しながら今日こそ稚内を目指す.相変わらず道は80kmで流れている.日本海岸に出ると,正面に利尻富士が見えた.
威圧感のある姿に同じ海岸線にある山かと思ったのだが,海の向こう,利尻島にそびえる山であった.
雄大な北海道の景色を見ながらのドライブは気分最高.運転していてもおおらかな気分になってくる.拓けた大きな大地は大きな人間を育むというけど,そうかもしれないなぁなんてことも思った.
ついに到着,最北端

寒いっ.感想はこれだけ.
最北端の碑がある公園
最北端の宿と最北端の食堂
最北端のガソリンスタンド

北海道は鳥の国
俺はどうも北海道というと「水辺に鳥」という印象が強い.初めて北海道に行ったとき,洞爺湖だかどこかに行って,あひるにかっぱえびせんをあげたのだ.実に人懐こく,手からえびせんを食べていた.2度目に北海道に行ったときには,知床観光船からかもめにかっぱえびせんをあげた.ここのかもめも観光客がえさをくれるのを分かっているらしく,観光船の周囲に群がって飛び,俺たちが投げるえびせんを空中でみごとにキャッチしていた.いずれの場合もガイドが「かっぱえびせんを」と言っていたので「北海道→水辺に鳥→かっぱえびせん」という図式が俺の中にはできあがってしまっている.
この日に立ち寄ったクッチャロ湖で ,俺は薄れかけていたイメージを鮮やかに描きなおすことになった.湖岸に群れる多種・多数の鳥たち.人間が近づいても怖がることはなく,すぐ目の前でゆるやかに風に舞う.湖からの風に乗り,目の前ほんの数メートルの位置に滞空する姿は、なんとなく愛らしい.残念ながらかっぱえびせんを持っていなかったのでせんべいを砕いてバラまいた.せんべいに群がる鳥たちを見ながら,あぁ,北海道だなぁと,なぜか安心したような気持ちになった.
実はクッチャロ湖はこの日の朝の予定ではコースに組み込まれていなかったのだが,途中で道路標示を見て思い立って立ち寄った場所.こういうことができるのが,クルマの旅のいいところ.
Back to 旭川
今日の宿は旭川である.旭川きっての繁華街である旭川3・6街から徒歩数分の場所に位置するニュー北海ホテルというところに部屋を予約した.2001年で創業50周年を誇る.フロントの雰囲気や荷物を運ぶボーイさんの物腰に老舗の風格を感じる.しかし価格は2名で1室11000円.感動のあまりフロントでワルツを踊りそうになったが,せっかくの老舗の雰囲気がブチ壊しになるのでやめておいた.
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