対決列島 名古屋決戦
12月5日(日) 朝
朝練
糯の木 ボンミッソ
糯の木 ボンミッソ
味噌を使ったロールケーキ「ボンミッソ」。 朝食から濃い目のお菓子をいただく雅代選手。
4日にシャチボンを購入した糯の木には、名古屋ならではのお菓子がもうひとつある。名古屋名物八丁味噌をふんだんに使用した「ボンミッソ」というロールケーキだ。Yukky選手と雅代選手はシャチボンのほかにこちらもお買い上げ。Yukky選手はシャチボンの後、雅代選手は翌朝の朝食として食べていた。
右の写真は、5日朝、車内でボンミッソを食べる雅代選手。旅の車内の雰囲気が垣間見える数少ないショットだ。ちなみに運転手が掲げているのは缶ビールではなくノンアルコール飲料なのでお間違いなく。朝ですから。運転中ですから。
ところで2日目は雨も上がり、好天に恵まれた。しかし、この天気に油断させておきながら、雅代選手はとんでもない爆弾をしかけていたのだった。
12月5日(日) 9時
清洲城を観光
清洲城
清洲城
銘菓 清洲城
織田信長が天下統一に乗り出す前、居城としていた城だ。 清洲城をバックに記念撮影。 そのままなネーミングの銘菓「清洲城」。
水曜どうでしょう「試験に出る日本史」で紹介された清洲城。ロケに使用されたポイントを探し、記念撮影をした。Yukky選手は銘菓「清洲城」を購入してこちらでも自主トレ。
12月5日(日) 10時半
第6戦 きしめん対決
宮きしめん
勝者 雅代選手
雅代選手注文の宮きしめん。 完食した器をかかげ、勝利のポーズ。
2日目最初の対決は、名古屋名物きしめん。熱田神宮の境内にある休憩所のようなところでいただくことにした。りすきーが「白海老かき揚げきしめん」を食べたいというだけの理由から、メニュー選択が各自の自由に任されるという異例のルールが採用された。選択したメニューはさーら選手と雅代選手が「宮きしめん」、りすきー選手とYukky選手が「白海老かき揚げきしめん」となった。
いつものように少しずつ夏に取り分けた後、勝負開始。レディ、ゴー!りすきー選手はなかなか箸が進まない。熱いものが出てくるととたんに弱い。そのうえ今回はかき揚げ付き。結局最下位となってしまった。まぁ、かき揚げがなくても負けていたとは思うが…。
こうして、のど部チームが逆転を達成。本来なら同点に並ぶところなのだが、小倉トースト対決でYukky選手がゲットした1ポイントがここに来て効いている。最後の1戦を残して、勝負は緊迫の度合いを一気に高めていった。


優勝 2位 3位 4位
雅代 さーら Yukky りすきー
戦績 <個人> 戦績 <チーム>
  りすきー さーら Yukky 雅代
今回獲得ポイント マイナス1 3 1 5
個人ポイント 12 12 5 20
  コミッショナーチーム のど部チーム
今回獲得ポイント 2 6
合計ポイント 24 25
12月5日(日) 11時半
熱田神宮なの?
下知我麻神社
聖地巡礼中
ここまでの無事を感謝し、帰路の安全を祈念した。 りすきーオリジナル「水曜どうでしょう 聖地巡礼中」ステッカー。
水曜どうでしょう「試験に出る日本史」でロケを行なった熱田神宮へ訪れた我々。きしめん対決の後、どうでしょう班がロケを行なったポイントを探して境内を歩き回り、見つけたポイントが右の写真。ところがこの場所、熱田神宮ではなかったのである。
写真の場所は、下知我麻神社。熱田神宮の敷地内にあるのだが、別の神様をお祭りしている場所のようだ。立っていた看板によれば、旅行の安全をつかさどるとあった。

ついでに、同じ場所で撮影した写真を並べて掲載しておく。これはエスティマのリアウィンドウに貼られたステッカー。もちろん自作である。間違ったはりきり方をしていたのは、何ものど部だけではなかったのだ。
12月5日(日) 12時半
桶狭間古戦場
桶狭間古戦場
どうでしょう班がロケを行なったポイントで記念撮影。
かの有名な桶狭間の戦いが行なわれた場所は、公園になっていた。どうでしょう班がロケを行なったのと同じ看板の前で記念撮影。

記念撮影の後、最後の対決の種目を決めるべくガイドブックを広げて選手全員で相談。そろそろ帰宅も考えなければならないので帰り道から大きく外れず、なおかつうまそうなものはないかと模索。ここまでの対決で食ったものがすべてうまかったので、最後もうまいもので対決したいという強い意志があった。そんなグルメ志向な我々のハートを射止めたのは、名古屋コーチンからスープを取るという名古屋ラーメン。さっそく場所を確認し、最後の対決の場へと移動を開始した。
12月5日(日) 13時
第7戦 名古屋ラーメン対決
名古屋ラーメン
名古屋ラーメン
待ち時間に店頭でパチリ。 名古屋コーチンスープに細麺がベストマッチング!
麺類続きではあるが、そんなことは気にせず名古屋ラーメンである。訪れたのはその名も名古屋ラーメン本店。13時前、ランチタイムということもあったのだろうが、店の外にまで客が並ぶ人気ぶりに、選手達の期待も高まる。店の前のベンチに座って待っている間にも、うまそうな鶏ガラスープのにおいが漂ってきて、食欲を刺激する。
のど部にリードを許しての最終戦。コミッショナーチームが逆転するには1位奪取が必須条件。どうしても負けられない対決に熱いものを選んでしまった後悔を胸に秘めつつ、コミッショナーは掛け声をかけた。レディ、ゴー!狭いラーメン屋の中、カウンターに並んで腰かけての対決なので、これまでの対決のように他の選手の様子をうかがいながら戦うことができない孤独な戦いだった。どれだけ早くラーメンを“飲める”か、自分との戦いだ。勝負を制するのはのど部なのか、それともコミッショナーチームが逆転勝利を手にするのか!?


優勝 2位 3位 4位
りすきー Yukky さーら 雅代
戦績 <個人> 戦績 <チーム>
  りすきー さーら Yukky 雅代
今回獲得ポイント 5 1 3 マイナス1
個人ポイント 17 13 8 19
  コミッショナーチーム のど部チーム
今回獲得ポイント 6 2
合計ポイント 30 27
優勝 コミッショナーチーム!
僅差で勝利を手中に!
プライドをかけた最後の対決を制し、見事勝利を収めたのはコミッショナーチームであった。猫舌のりすきー選手は口の中をやけどしながらも、名古屋ラーメンを半分ほど“飲んだ”のだ。

これで、次回の旅は「房総半島絵はがきの旅」と決定した。いつになるか分からないが、また愉快な仲間たちの愉快な旅を紹介できるだろう。
12月5日(日) 夕方
対決終了後の旅路
喫茶マウンテン
上郷SA
浜名湖SA
喫茶マウンテンの看板だけ撮影し、名古屋とはお別れ。 上郷SAにて休憩。 浜名湖SAでも休憩。
当初、勝者決定ののち喫茶マウンテンにて罰ゲームを行う予定であった。しかしスケジュールが押し気味だったのであっさりキャンセル。そのまま帰路についたのであった。
12月5日(日) 20時
なにっ!? 通行止め…
足柄SA
足柄SA
足柄SAに張り出されていた手書きの張り紙。 通行止め表示を前に呆然とする一同。
足柄SAの直前まで来たとき、りすきーが不穏なものを発見した。それは、道路情報の看板に表示された「通行止め情報」の文字。あせりつつラジオの電源を入れ、1620に耳を傾けると…。

「20時から明朝6時までの間、東名厚木ICから横浜町田ICまでの区間は通行止めとなります」

そのときまさに20時!これまでいくつかのSAに立ち寄りインフォメーションコーナーにも足を運んでいるのにどこにも通行止め情報など見当たらなかった。一体なぜ?どういうことだ?内心パニックになりつつ、情報収集のため足柄SAにクルマを乗り入れた。そこで見たものは、手書きの案内表示であった。

帰宅してからわかったことだが、この通行止めは工事のために予め予定されていたものだった。ただし、12月4日(土)20時〜5日(日)6時に。しかし、前夜関東圏を強風が襲ったために工事は順延となり、通行止め期間が我々の帰宅に重なってしまったのだ。通行止め期間が変更になったために路線上に配られていたであろう工事通行止め告知ポスターは役立たずとなり、はがされていたのだろう。そのため、いくつもSAに立ち寄ったにも関わらず、5日の通行止めを発見できなかったのだ。
「一夜明けたら雨もやんでよかったねぇ」などとのんきなことを言っている場合ではなかったのだ。雅代選手は不在中の関東を爆弾低気圧で襲い、工事通行止めを延期させてまで我々の旅路を阻んだのだ。恐るべし、である。
この通行止めのため、帰京時刻は大幅に遅れ、電車での帰宅に間に合いそうになくなってしまった。結局、Yukky、雅代両選手を自宅まで送り届けてからコミッショナーチームは帰宅したのであった。

※「爆弾低気圧」とは…温帯低気圧のうち、爆発的に発達する低気圧の名称。主に冬期に発生し、日本付近の太平洋西端海域と、大西洋西端海域が主な発生地である。定義としては、緯度60度を基準にとり、緯度φの所で中心気圧が24時間に24(sinφ/sin60)hPa以上降下した温帯低気圧を爆弾低気圧とする。
12月6日(日) 3時半
爆弾の置き土産
爆弾の置き土産
選手を送り届けてからコミッショナーチームが帰宅したのは深夜3時半。楽しい時間を過ごした後の心地よい疲労感を感じながら自宅の駐車場へクルマを入れ…ようとしたところでりすきーの目がテンになった。

右の写真をご覧頂いてわかるだろうか。我が家のガレージに備えられているシャッターの写真である。(1)と示されているラインが、通常あるべきシャッターの位置。(2)で示されているのが、帰宅当時のシャッターの位置。さらに(3)で示しているのはシャッターを押さえるべきガイドレールだ。本来、シャッターもガイドレールも(1)の位置にあるべきなのに、各々勝手な方向に飛び出してしまっている。誰かがこじ開けたのか、空き巣か、いたずらか…と色々なことが頭を駆け巡り、一気に目が覚めた。

そう。もうお分かりであろう。これも爆弾低気圧の仕業だったのだ。幸い、駆動部品に損傷がなかったため、翌日すぐに修理してもらえたが…雅代選手の破壊力、恐るべしである。
<<前のページへ